【政策1】市民が元気で働ける にぎわいのあるまちに|第16代神戸市長 久元きぞう公式サイト -神戸上昇気流-

【政策1】市民が元気で働ける にぎわいのあるまちに

神戸は政令指定都市の中で5番目、関西では2番目に規模の大きい都市であると同時に、住みやすいまちとして常に上位にランキングされています。さらに「市民が元気で働けるにぎわいのある街」をつくりあげていきます。

まず、市民の暮らしを安定させるため、市内経済の活性化による雇用機会の拡大に取り組みます。経済や雇用、金融といった施策には広域的な視点が不可欠ですので、当然、県にも役割を果たしてもらわなければなりませんが、市として経済の活性化やにぎわいづくりに取り組んでいくためには、現在の産業集積やまちの多様性といった特徴を活かしていくことが必要です。

鉄道車両など日本を代表するものづくり産業、ハイカラでファッショナブルな神戸ブランドと結びついた独自産業、市域外からの需要を取り込む小売商業と観光産業、さらには農漁業といった既存産業の特徴を活かしつつ、国際都市・観光都市・文化都市といった都市のブランド力にさらに磨きをかけ、神戸への来街者を増やしていくことに力点を置いていきます。

また、神戸は、陸・海・空の交通の要衝ですが、起伏や坂道が多い土地ですから、地域の状況を勘案した交通網の整備や人口減少社会をみすえたまちの再生など、市民が安心して暮せるまちづくりに取り組んでいきます。さらに、芸術や文化の薫りあふれ、心豊かな生活がすごせるまちをめざすとともに、六甲山や田園地域など神戸の美しい自然を活かした魅力づくりをすすめます。

(1) 県市一体となって神戸経済を活性化し 市民の雇用機会をひろげます

国の成長戦略を踏まえ、県市一体となって地域経済の活性化に積極的に取り組み、市民所得の向上と雇用の確保をめざします。
特に、ものづくりを行う中小企業や地域商業の活性化、ベンチャー企業の育成、ファッション産業の振興、神戸ブランドの向上、企業誘致などに重点的に取り組みます。

中小企業の振興
市内企業の98%を占める中小企業の元気なくして神戸経済の元気はありません。関係機関と連携して、優れた技術を持つ市内中小企業の活性化を図ります。

  • ●激変する世界経済の中で、市内中小製造業が勝ち残るために、製品開発に不可欠な設備投資を促進する助成制度を新設します。
  • ●神戸市以外に拠点を持つ国内大手メーカーや、世界展開している海外の大手メーカーなど、これまで市内中小企業と取引がなかった事業者とのビジネスマッチングを強化します。
  • ●産学官連携を強化することで、新製品・新技術の研究開発をすすめ、市内中小企業が新たなビジネスに取り組める仕組みづくりをすすめます。
  • ●神戸に軸足を置きながら、海外での生産や販売によって業績を拡大させようとする中小企業を支援するアドバイザー派遣や相談機能を強化します。
  • ●市内企業の国際競争力強化に向けて、特区・規制緩和を国・県に対して要望するとともに、市で取り組める規制緩和を実施します。
新産業の育成、ベンチャー企業の育成・支援
神戸の基幹産業である重厚長大産業の技術力を活用し、時代の流れも読みながら、将来の神戸経済を牽引する新産業の育成に努めます。
また、医療やICT、エネルギーなどの革新的な技術分野や新しいビジネスモデルにチャレンジするベンチャー企業の育成や支援をすすめます。

  • ●兵庫区南部地域において企業誘致インセンティブ(優遇措置)を適用拡大することで、成長分野における高度技術を活用した新たな 産業集積を図ります。
  • ●全国のITベンチャー企業を神戸に呼び込み、神戸の強みである医療やファッション産業と融合させることにより、世界をめざしたイノベーションを創出します。
  • ●スモールビジネスやベンチャー企業の成長を支援するため、シードマネーを取り込む仕組みを創設します。
産学官の連携による企業人材の育成
市内には政令指定都市第2位の25の大学、短大・高専があります。この集積を活用して、産学官の連携により、企業の成長に必須の人材育成を支援します。

  • ●大学や研究機関との連携により“学の産業化”がすすめられる人材育成に取り組みます。
  • ●製造業における次世代の担い手の育成を図るため、神戸市機械金属工業会等との連携により、市立高専や科学技術高校等で、市内中小企業経営者や技術者の講義、インターンシップ等を実施します。
  • ●県の雇用政策や国の労働政策と連携し、求職者の就業能力向上支援策を実施します。
商店街・小売市場の活性化
商店街・小売市場は単に市民の台所だけではなく、日常生活の中のかけがえのない交流の場です。地域全体を地域住民のマイタウンととらえ、そのセンターに位置する商店街・小売市場で、もっと市民が集い、にぎやかで対話がはずむよう、新たな視点も加えて積極的に支援します。

  • ●商店街・小売市場が、住民の交流や福祉、子育て、文化活動など地域コミュニティの核として発展できるよう、地域と連携して女性や若者、 高齢者の力も活用した取り組みを始めます。
  • ●防災・防犯、子育て支援の視点から、商店街・小売市場における共同施設の整備を強化します。
  • ●安全・安心なコミュニティの核にふさわしい空間とするため、“商店街・小売市場の総点検”を実施します。
  • ●商店街の新たな活力、魅力を創設するため、若者による店舗新設など空き店舗対策を積極的に行います。
  • ●イベント開催やPRなど商店街・小売市場の魅力発信事業を支援します。
  • ●商店街・小売市場ごとの独自の魅力アップや、地域コミュニティの活性化など地域ごとの課題を解決する取り組みを総合支援メニューで支援します。
  • ●三宮や元町の“神戸ならではの魅力”を磨くため、コンセプト作成や店舗誘致、空間づくり、イベント開催などを支援するとともに、大規模商業施設と商店街等の連携を図ります。
ファッション産業の振興による神戸ブランド力の向上
情報発信の強化やものづくり支援、イベント開催により、国際色豊かな独自の生活文化を背景にしたファッション産業の振興を図り、神戸の貴重な財産である神戸ブランドにさらに磨きをかけます。

  • ●ファッション都市宣言40周年を踏まえ、神戸ファッションフェスティバルや神戸コレクションをはじめとするイベントや、神戸ファッション美術館、北野工房のまちなどの拠点施設のブラッシュアップを図るとともに、斬新なメディア戦略の展開など情報発信の強化に努めます。
  • ●出荷量で全国の清酒の3割を占める「灘の酒」を地元から盛り上げ発信していくために、“日本酒で乾杯”を推進します。
  • ●播州織など神戸近隣のこだわり素材や神戸に残る細やかな手作り技術を取り込むことで、神戸ファッションの新たな展開を図ります。
  • ●神戸セレクションを拡充し、インターネット・Facebookを活用して認定商品の情報発信を強化します。
  • ●アパレル、ケミカルシューズ、真珠、洋菓子、清酒などの産業に携わる若者たちが世界を舞台に勝負するきっかけづくりとして、パリやニューヨークなどでのイベント開催や活動支援などを実施します。
企業誘致の推進
ビジネス環境や住環境に富んだ神戸の魅力をPRすることにより、国内外から元気な企業を積極的に誘致し、雇用の確保と市内企業への波及効果を狙います。

  • ●住居、医療、教育などの生活環境を整備することにより、外資系企業などの立地を促進し、世界的な高度人材の受け入れを図ります。
  • ●医療産業都市の推進により、再生医療をはじめ国内外のバイオベンチャーや医療関連企業の誘致に取り組みます。
  • ●スーパーコンピュータ「京」の産業利用をPRすることで、シミュレーションや計算科学関連企業の誘致をすすめ、シミュレーションクラスターの形成をすすめます。
海外プロモーションの積極的な展開
国際都市神戸の利点を活かして、神戸ブランドや地元企業の海外展開を積極的に支援するとともに、公民連携により公共インフラ整備事業の海外展開に取り組みます。

  • ●アジア進出支援センターを拡充し、市内企業のアジア展開を支援します。
  • ●JETRO(日本貿易振興機構)やJICA(国際協力機構)などとの連携により、海外ミッションの派遣、受入による国際展開を支援します。
  • ●都市インフラ(上下水道)や交通システムなどの安全管理システムを市内企業とともに海外に売り込み、市内企業のビジネス拡大を支援します。

(2) 国際都市、観光都市としての魅力を向上させ 集客力を高めます

美しい山や海、景観、街並みに加えて、洗練された神戸市民のライフスタイルそのものを神戸の観光資源と位置づけ、わかりやすい情報発信と美しいまちづくり、おもてなしの心により世界からの観光客を迎え入れます。また、諸外国との経済交流や文化交流など明確な目的を持った国際化戦略を展開します。
ボイジャー・オブ・ザ・シーズなどの大型外国客船をはじめとするクルーズ船の入港は、国際都市神戸や神戸ブランドを世界中にアピールする絶好のチャンスであると同時に、入港に伴うインバウンド客増加により地元経済への直接的な波及効果も見込まれます。ポートターミナルのリニューアル、市内観光ルートの発掘など、客船誘致の効果が最大限発揮できるよう、港湾・観光・商業などあらゆる側面から積極的に取り組みます。
また、コンベンション都市神戸として、コンベンションセンターの再整備に取り組むとともに、国際会議や展示会等の積極的な誘致活動を展開します。

神戸観光の振興
集客観光で地域間競争に勝ち残るため、神戸の街の魅力を再発見し、美しい神戸の街そのものを観光資源として、新しい発想で集客力を高めます。

  • ●民間事業者との連携のもと、観光客のニーズに合わせた受け入れ体制を整備することで、多様な楽しみ方を創造し、提供していきます。
  • ●観光地の全市無料Wi-Fi化をすすめます。
  • ●外国人観光客が安心して神戸観光を楽しめるよう、外国人が訪れる施設等における多言語表示・案内をすすめます。 
  • ●利便性と面白さを備え持つ神戸ツーリズムバスの運行など、観光客の目線で交通アクセスを改善します。
  • ●JR三ノ宮駅の再整備の動きを見ながら、観光案内所を観光客の新たなニーズに対応する場として、民間事業者との連携のもとで機能転換を図り、情報発信力を強化します。
  • ●有馬の集客増を図るため、交通対策や泉源の管理、景観の保全、伝統芸能の保全など温泉地らしいまちづくりに取り組みます。
  • ●最新のICTを活用し、あらゆる神戸観光の情報が凝縮された新たな観光情報サイトを、観光関連事業者との連携のもとに構築します。
  • ●神戸観光のリピーターを増やすため、SNS等を活用して神戸ファンとの双方向コミュニケーションを構築し、旬な話題を継続的に提供するなど、神戸を長く応援してもらえるような関係づくりをすすめます。
  • ●「おとな旅・神戸」事業を拡充し、隠された神戸の魅力にスポットライトを当て、歴史をテーマにしたまち歩きや、グルメやファッションのものづくり現場、美しい自然が体験できるプログラムの開発に取り組みます。
  • ●神戸の街並みや、神戸ならではの食、文化、ファッション、ショッピングなど“神戸人が普段楽しんでいる生活”の体験を観光資源として提供する新しい観光スタイルの開発に取り組みます。
  • ●観光地としてのイメージアップを図るため、市民や地域との協働で、まちを美しくし、まちの情報をできるだけわかりやすく紹介するなどおもてなし力を高めます。
  • ●阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂や大震災の経験・教訓を伝えるメモリアル行事として開催してきた神戸ルミナリエを継続開催します。
  • ●神戸フィルムオフィスを充実強化し、警察や消防との協議など市による後方支援を充実させるとともに、海外でのプロモーション活動に取り組みます。
客船誘致強化
大型外国客船をはじめとするクルーズ船、特に急成長しているアジアクルーズの誘致強化など具体的なターゲットを定め、受け入れ体制の整備、官民一体となったおもてなし力の向上に積極的に取り組み、年間150隻を目標にクルーズ船誘致を強化します。

  • ●アジアや国内の港間競争に打ち勝つため、クルーズ客船の大型化に対応できるよう、ポートターミナルのリニューアルをすすめます。
  • ●プリンセスクルーズ(米)、コスタクルーズ(イタリア)、ロイヤルカリビアンクルーズ(米)など、世界の主要外国船社をはじめとするアジアクルーズ各社に対するトップセールスを積極的に行っていきます。
  • ●乗船客の滞在時間に対応した市内観光ツアーの創設など、船社や乗船客のニーズに応じたきめ細かな対応に取り組みます。
  • ●観光事業者、商業者などとのタイアップにより、おもてなし力の一層の向上を図り、より多くのリピーターを獲得します。
コンベンション機能の強化
コンベンション都市神戸としての競争力を維持するため、コンベンションセンターを再整備するとともに、国際会議や展示会等の積極的な誘致活動を展開します。

  • ●コンベンション都市としての競争力を強化するために、産業界とも連携しながら、国際会議や展示会等の大胆で積極的な誘致活動を展開します。
  • ●大きな経済効果がある大型医学会をはじめとする大規模コンベンションに対応できる競争力あるコンベンションセンターを再整備します。
  • ●国から認定を受けた「グローバルMICE戦略都市」として、国際機関や大学、研究機関等とのネットワークを活かし、国際的な大規模コンベンションの誘致体制を構築します。
  • ●コンベンション誘致の都市間競争に対応するため、セールス、マーケティング、サポート等の専門性と国際的なネットワークを有する民間人材の登用をすすめます。
国際都市神戸のさらなる展開
明治の開港以来、長年にわたり築いてきた諸外国との交流関係を強化し、多国籍な知的人材の集積を図るなど国際都市神戸のさらなる展開をすすめます。

  • ●外国籍人材との交流によって、まちの活性化、コミュニティの担い手創出、国際性豊かな生活スタイルの創造を図り、新たな「国際都市・神戸」の魅力を創出します。
  • ●海外諸国の経済成長を神戸経済に取り込む「インバウンド戦略」と神戸ブランドなどを海外に発信する「アウトバウンド戦略」を積極的に展開します。
  • ●外国人市民が安心して医療や教育を受けることが出来るよう、支援体制や相談機能を充実させます。
  • ●2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、おもてなしの体制を充実し、官民一体となって世界各国の選手団、観客などを神戸に誘致します。

(3) 神戸の財産である農漁業の活性化とブランド化をすすめます

全国でも有数の農業が盛んな大都市として、西区や北区に広がる豊かな自然を活用して生産された安全でおいしい農作物をブランド化し、積極的に情報発信することにより、近郊農業を活性化します。あわせて、神戸のおいしい水産物の魅力を国内外にアピールします。
また、市内の生産、流通、消費のネットワークを強化し、神戸市民の台所である中央卸売市場の活性化を図ります。

神戸らしい農漁業の推進
農漁業者と一体となって、多様な担い手の創出、育成や消費拡大に取り組み、神戸の財産である農漁業の活性化を図ります。

  • ●若手担い手農家の研修を支援し、農業後継者の育成に取り組みます。
  • ●「地産地消」や「健康」と「食の安全」をテーマとしてネットワークを形成し、市街地住民による近郊農水産物の消費拡大、農村部の活性化をめざします。
  • ●アグリバイオ研究や大学農学部発ベンチャー企業の活動の場などとして、フルーツ・フラワーパークを神戸の次世代農業を支える拠点として再整備します。
  • ●市内各所の拠点における産地直売の拡充支援や、新しい観点からの食のマルシェの創設など、近郊農産物の普及・消費拡大を図ります。
  • ●食品メーカー直営や契約農家の増産を支援するため、農業法人とのマッチングを支援します。
  • ●今後の地球温暖化や世界人口爆発への対応をめざしたアグリバイオ研究の支援を、産学連携の推進により実施します。
  • ●食品メーカーや小売店と連携し、“神戸産の食品で朝食を取ろう”などの食育活動・地域産農水産物の普及活動を展開します。
農村地域の活性化
市民の財産である豊かな農村地域を守り、育みながら、地域の活性化を図ります。

  • ●空き家農家を一定の条件のもとで改築可能とする制度を創設するなど、農村定住人口の拡大を図ります。
  • ●消費者ニーズの変化を踏まえた、農家が稼げる仕組みを構築します。
  • ●個性ある里づくりの取り組みを支援するとともに、都市と農村の交流に取り組みます。
  • ●集落営農組織やNPO等との連携により、耕作放棄地の活用に取り組みます。
  • ●農産物に大きな被害を与えるイノシシやアライグマなどの有害鳥獣対策を強化します。
農水産物のブランド化の推進
市民の財産である豊かな農村地域を守り、育みながら、地域の活性化を図ります。

  • ●消費者の目線にたって、新たな発想によるブランド農水産物を生みだします。
  • ●神戸ビーフの海外への販路拡大を支援し、飛躍的な売り上げ向上を図ります。
  • ●高級レストランや高級旅館の一流シェフとタイアップし、神戸や近隣都市の農産物・魚介類の付加価値向上に取り組みます。
  • ●グルメ旅行番組やネット販売事業者とのタイアップによる全国プロモーションの展開を支援し、全国ブランド化をめざします。
  • ●神戸の技術や消費者のアイデアを生かした6次産業化を図り、神戸産農水産物のおいしさと良さを消費者に直接訴え、高付加価値化をめざします。
  • ●西北神地域発や大学農学部発のベンチャー企業の創業を支援します。
中央卸売市場の活性化
市内の生産、流通、消費のネットワークを強化し、市民の食生活を支える中央卸売市場の活性化を図ります。

  • ●市場本来の機能強化を図り、計画的な施設の整備や改修を行います。
  • ●中央卸売市場跡に進出するイオンと卸売市場の連携を図ります。
  • ●市民ニーズに応える市場として、コールドチェーンや衛生管理のさらなる高度化、卸売機能の拡充を図ります。

(4) 人口減少社会をみすえた神戸のまちの再生をすすめます

全国的に人口減少社会、少子高齢化が進展する中、単に人口規模の拡大のみを追求する時代は終わりました。まちの持つ雰囲気や味わい、地域のもつ特性・資源、昼間人口・夜間人口の年齢構成や人口動態などを考慮しつつ、地域の交通対策や規制緩和、大規模市営住宅のリニューアルに伴う集約化等を促進し、行政だけでなく民間事業者の智恵や力を活用し、まちの再生をすすめます。

地域の特性と人口誘導策の検討
市営住宅の高齢化、ニュータウンのオールドタウン化、インナーシティ問題、空き家問題などについて、地域特性や人口構成などそれぞれの状況に応じて分析し課題を明らかにして、活性化をすすめます。

  • ●高齢化が進む大規模市営住宅については、将来的にその街に求められる機能や施設の導入、さらには人口構成もあわせて検討し、再生を図ります。
  • ●新長田周辺地区の活性化について、地元の皆さんとともにアイデアを出しながら、再開発事業等に民間活力の導入を一層促進し、まちおこしに努めます。また、JR・市営地下鉄など交通の要衝にふさわしく、JR新長田駅に(新)快速電車の停車を求めていきます。
  • ●人や商店街にやさしいまちづくりに取り組みます。
ニュータウンのリノベーションとインナーシティ対策
既成市街地における高齢化・人口流出・企業流出によるインナーシティ問題、ニュータウンにおける高齢化やライフスタイルの変化に伴う生活環境面での需給ギャップなど、地域によって異なるまちの活力が低下している原因を分析し、持続的なまちづくりをすすめます。

  • ●地下鉄海岸線沿線における集客施設の誘致等の活性化対策について、交通、産業、観光、まちづくりなどあらゆる側面から、民間事業者の提案等も取り入れつつ、兵庫県と一体となって取り組みます。
  • ●いわゆるオールドニュータウンの人口減少、高齢化問題に対応し、特に若年世帯の呼び込み策として、生活利便施設の誘致や住み替え支援、夫婦共働きが可能となる環境整備など、さまざまな観点からにぎわいのあるまちづくりを展開していきます。
  • ●特区制度等国の制度を活用し、老朽化した市営住宅・公団住宅等公営住宅の空き家の活用(内装の自由改装、低廉に留学生に提供、若年就労者に対する優遇提供など)を図り、高齢化がすすむニュータウンの活性化をめざします。
市街地の民間空き家対策
市街地における民間空き家については、安全・安心な住環境整備のために廃屋化の予防と老朽化による危険家屋対策をすすめるとともに、良質な住宅ストックを活用し中古住宅市場の活性化を図ります。

  • ●使われていない良質な空き家(住宅ストック)を賃貸物件として市場に流通させる取り組みを推進します。特に、学生が多い神戸で、学生単身者向けの物件とすることで、そのストックの活用を図ります。
  • ●廃屋化した家屋については、代執行も視野に入れつつ、老朽危険家屋対策を推進します。

(5) 人にやさしい交通網の整備をすすめます

公共交通を中心に自動車、自転車、歩行者などを地域の特性に応じてバランスよく組み合わせ、すべての人が目的地までスムースに到達できる安全で快適な交通環境をつくります。

公共交通を中心とした交通網の維持・充実
誰もが目的に応じて円滑に移動できるよう、公共交通を中心とした交通網の整備と利便性の向上を図ります。

  • ●高齢者を対象に、神戸電鉄に新たな運賃値下げのための支援策を実施し、北区、西区の高齢者の足の確保を図ります。
  • ●北神急行に対し、県と共同して引き続き財政支援を行い、430円から350円への運賃値下げを維持します。
  • ●市民にとっての鉄道の利便性を向上させるため、鉄道会社の相互乗り入れなどいろいろな連携施策を検討します。
  • ●乗換え経路が分かりにくい新幹線の新神戸駅において、連絡路の改修や案内サインの充実などにより、地下鉄やタクシーなどへの乗り継ぎの円滑化をすすめます。
  • ●バス停が分散して分かりにくい三宮駅周辺の長距離バスなどの乗降場所の集約化を図ります。
  • ●主要なバス停への屋根、ベンチの設置や運行情報案内の充実など、待合環境の改善をすすめます。
  • ●鉄道・バスの乗り継ぎ割引や、乗り継ぎ案内の充実など、公共交通の利便性向上を図ります。
  • ●LRT(次世代路面電車)など新たな交通手段の導入を検討します。
日常生活における交通環境の向上
安全で人にやさしい歩行環境の改善、駅周辺や生活利便施設までの移動手段の確保など、日々の暮らしを支える交通網の整備をすすめます。

  • ●北区、西区などに見られる交通が不便な地域において、地域住民によるコミュニティバスの運行を積極的に支援します。
  • ●道路が狭く交通が不便な地域などにおいて、運行経路の道路改良や小型車両の活用など、地域の実情に見合った路線バスの導入に地域住民とともに取り組みます。
  • ●環境問題への対応を考え、多様なクルマの使い方(カーシェアリング、相乗りなど)を提案・推進します。
  • ●利用者のニーズに合ったバス停間隔や運行ルートなど、きめ細かいバス運行をめざします。
  • ●路線バスが運行していない地域から鉄道駅へのアクセス性の向上を図るため、駅前やバス停周辺にパークアンドライド駐車場の確保をすすめます。
  • ●人が中心の交通環境を整備するため、安全な歩道整備やバリアフリー化、高齢者に配慮した歩道へのベンチの設置、街路樹などによる日かげの確保など、歩行環境の向上に努めます。
  • ●環境にやさしく手軽な交通手段としての自転車をより利用しやすくするため、安全な走行レーンや使いやすい駐輪場の整備をすすめます。
  • ●ポートライナーの車両増強、巡回バスの運行などにより、朝夕の混雑緩和に取り組みます。
都心・ウォーターフロント、観光地における魅力的な交通網の整備
道の主人公を人として、多様な交通手段を提供し、回遊性の向上を図ります。

  • ●人が中心の交通環境を推進するため、シンボリックで賑わいを生み出す滞留広場の整備や車道を歩道にかえることで、歩行者の回遊性を向上させます。
  • ●あらゆる交通が集まる三宮駅周辺の回遊性の向上を図るため新たな回遊拠点を整備するとともに、地下・地上・デッキにおいてユニバーサルデザインに配慮した歩行空間の整備をすすめます。
  • ●都心周辺部の既存駐車場と公共交通の連携を図り、都心内への自動車流入を抑制します。
  • ●観光地において、環境にやさしく乗って楽しい超小型モビリティ(電気自動車)の導入をすすめます。
  • ●広域的な高速道路網の充実などにより通過交通の分散をすすめ、都心部の交通渋滞の緩和を図ります。
  • ●観光客などが都心部で公共交通を利用しやすいよう、ゾーン料金制の導入など、公共交通のシームレス化を推進します。
  • ●ICカードなどによるチケットレス化や、観光地や商業施設と連携した企画乗車券の発行など、利用しやすい料金施策の充実を図ります。
  • ●デジタルサイネージ(電子看板)などを活用し、駅やバスターミナルなどでの案内を充実させます。
  • ●ホームページなどで、鉄道とバスの乗り継ぎや運行情報を広く発信し、公共交通の利用しやすい環境づくりをすすめます。

(6) 芸術文化の薫りあふれるまちをつくります

芸術や文化の薫りあふれるまちをめざして、神戸ビエンナーレや神戸ジャズストリートなどのイベント開催や市民の文化・芸術・音楽活動への支援、情報発信などに取り組みます。

文化創造と情報発信の強化
新しい芸術文化を創造し、日本全国や世界に向けて神戸発の芸術文化情報を提供していきます。

  • ●「神戸ビエンナーレ」を開催し、アートの力でまちづくりやひとづくりをすすめていきます。
  • ●神戸のまちをステージとして、日常的に市民や観光客がジャズに触れる環境づくりをすすめるため、「神戸ジャズストリート」や「新開地ミュージックストリート」を拡充し、「ジャズのまち神戸」の都市ブランドを高めます。
  • ●神戸の新しい界隈性の発見とまち巡りが楽しめるよう、関係団体と連携して新開地、新長田、栄町通、海岸通、元町通界隈をはじめとするギャラリー・ホールでの展覧会やイベント情報等の発信を強化します。
  • ●市の財産である市混声合唱団や市室内合奏団がさらに大きく羽ばたけるような環境づくりを支援します。
  • ●神戸市民の文化芸術活動の拠点である文化ホールのリニューアルに取り組みます。
市民が芸術文化に触れ、交流する機会を拡大
文化活動に対する財政的支援や活動の場の提供を拡充し、文化による市民活動・交流をすすめ、文化の薫りあふれるまちをつくっていきます。

  • ●市民・企業からの寄付金とその同額を市から拠出するマッチングファンド方式により、市民文化振興基金を造成し、財政的な支援を行っていきます。
  • ●市民による文化芸術の創作発表などを幅広く支援する「芸術文化活動助成制度」を充実するとともに、芸術文化によってまちの再生・活性化を図る新たな助成制度をすすめていきます。
  • ●文化創造機能や人材育成の拠点として、文化ホールやアートビレッジセンターで発信力のある文化芸術作品の創造や鑑賞機会の提供を積極的に行っていきます。
  • ●より市民に親しみやすい施設をめざして、市立博物館や小磯記念美術館、ゆかりの美術館など市立文化施設の組織の再編を行います。
  • ●フラワーロードや灘区のミュージアムロードに新たに野外彫刻を設置するなど、彫刻を活かしたまちづくりを積極的にすすめます。
子どもたちや若者の音楽活動支援
子どもたちに本物の芸術に触れる機会を提供するとともに、若者の音楽活動を支援します。

  • ●市混声合唱団や市室内合奏団が市内の小・中学校を訪問して、歌唱指導やヴァイオリンなどの楽器に生で触れてもらう機会を提供します。
  • ●神戸発のロック・ポップスバンドコンテストを継続して実施するとともに、市内中高生などを対象とした、気軽に参加できるようなアマチュアバンドフェスティバルを開催します。
  • ●音楽活動に取り組む若者に対して屋外で演奏が可能な場所を確保するなど、身近な発表の機会を提供します。

(7) 神戸らしい多様なまちの美しさを活かした魅力づくりをすすめます

六甲山や須磨海岸など山・海という良好な自然の景観、西北神の自然に恵まれた田園地域、市街地での歴史的建造物や個性的な街路、彫刻のある街並みなど、地域の多様な魅力ある資源をいかした神戸らしい景観づくりをすすめるとともに、地域の特色を活かした景観形成や眺望景観の誘導、さらには、日本有数の夜景を活かした夜間景観づくりなどの取り組みを一層推進します。

神戸らしい都市の美しさや魅力の向上
神戸には、山・海という良好な自然の景観、西北神では自然に恵まれた田園や農村、街中には歴史的建造物や個性的な街路、さらには夜景などがあり、これらの魅力ある資源をいかした景観づくりをすすめます。

  • ●地元の住民と一緒になって、神戸らしい景観づくりをこれまで以上にすすめます。
  • ●夜間景観の取り組みを一層推進することで、神戸の夜の魅力を引き出します。
  • ●特徴ある地域の景観について、景観法・条例に基づく景観計画区域等を追加指定するなど、地域の特色を活かした景観形成の誘導に取り組みます。
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