久元 喜造ブログ

コロナとの闘いが続きます。


昨年5月下旬、市内のコロナ感染者ゼロの日が続くようになり、緊急事態宣言の対象地域から兵庫県が除外された頃、庁内の対策本部会議を開き、基本的に次のような認識を共有しました。

・コロナの感染はこれで収束したわけではなく、感染が収束している時期、そして再び感染が拡大する時期が交互に訪れ、最終的に収束する時期が訪れるだろう。
・この「ポストコロナの時代」がいつ到来するかは誰にもわからないから、それまで我々は、コロナウイルスが存在していることを前提とした「with コロナの時代」を生き抜いていかなければならない。
・そこで、再度の感染拡大に備え、これまでの対応を検証して報告書を作成し、これを踏まえて対策を実施する。

検証作業を行うため、当時の寺崎秀俊副市長を中心とした検証チームが設けられました。
作業は急ピッチで進めれられ、7月7日に公表されました。(検証結果報告書
この報告書は、感染と対応の状況を時系列に記録し、各分野における対応と課題をとりまとめるとともに、「次なる波への備え」にも踏み込んだ詳細なものです。
神戸市のその後の対応は、この報告書に基づき、状況の変化を踏まえながら行われてきました。

昨年を振り返ると、その後の状況は、5月に想定したとおりの経過をたどったように思います。
神戸市内の新規感染者は、昨日の元日が32件、大晦日が41件で、感染が続いています。
状況に応じて機敏に対応するとともに、今年も、with コロナの時代が続くことを前提に、腰を据えて対応していくことが求められます。
全国の感染状況にも注意を払いながら、今年も緊張感を持ってコロナウイルスとの闘いを続けていきます。