久元 喜造ブログ

駅ピアノ「西神中央」の風景


1月17日に放映されたNHK・BS1 駅ピアノ「神戸・西神中央」。
さまざまな人々が登場していました。
小学校の音楽の先生になって半年の、23歳の女性もそのひとりです。
「毎日大変だが、やりがいを感じている」と。
弾いていたのは、シューマンが作曲し、リストが編曲した『献呈』。
音大のとき、よく弾いていた「なじみの曲」だそうです。
私もこの曲が大好きです。

「夢は?」と訊かれ、若い音楽の先生はこう答えていました。
「夢?」
「子どもたちに、10年か20年か後になって、あのとき先生がいたから、先生がいたから、音楽が楽しいと思えると、そんな子どもが増えてくれたら・・・それが私の夢です」

素晴らしい夢ですね。
私にもそんな先生がいたのですよ。
神戸市立山田中学校のとき、音楽の教師になったばかりの先生がそうでした。
当時まだ20歳くらいだったかもしれません。
先生の音楽の授業は本当に楽しかった。
刈り取りが終わった田圃に出て、車座になってみんなで歌を歌ったこともあった。
どういうわけか1回きりで終わってしまったけど、だからよけいにあのときのことをよく覚えているのかもしれません。
10年、20年どころか、半世紀経っても、音楽はずっと好きです。
毎日音楽を楽しんでいるのは、先生のおかげです。

西神中央駅のピアノを弾いておられた小学校の音楽の先生。
これからも素敵なピアノを弾き続けてください。
そして、音楽の楽しさ、素晴らしさを、たくさんの子どもたちに伝えていってほしいと願っています。
神戸には、西神中央駅も含め、18台のストリートピアノがあります。 KOBEストリートピアノ
忙しいとは思いますが、ぜひ弾きに来てくださいね。