久元 喜造ブログ

感度良好!ストリート・ピアノ・ポスター。


デュオこうべに一時設置していたストリート・ピアノは、3月20日頃に本格的に設置することにしており、いま準備を進めています。(2019年1月19日のブログ
それにしても、このときの画像を見ると、ピアノの傍に置かれていたポスターがとても良くできている、と感心しました。

ご自由に お弾きください!」のメッセージが大きく書かれ、英語でも表記されています。
たくさんのみなさんが行き交う場所でピアノを弾くのは、少しためらうところがあるかもしれませんが、そんなこと全然気にしないで自由に弾いてください、という作成者の意図が、優しく伝わってきます。
このピアノの歴史や経緯に関する説明も、ほんわりとした温もりのある文体です。
いろいろな方向を向いた音符記号が配置され、ピアノの音が周囲に届いていくイメージにぴったりのデザインとなっています。
フォント、色彩、文字と音符記号のバランス、余白の取り方も絶妙です。
ハッシュタグがつけられているのも、役所のポスターとしては新鮮です。
貼られている掲示板のワインカラーの色彩もセンスが良く、上品に目を惹きます。

このポスターの原案は、住宅都市局市街地整備部のみなさんがつくり、クリエイティブ・ディレクターのアドバイスを受けながら、完成させたと聞いています。
市役所プロパーの職員と外部人材とがコラボし、良い仕事をしてくれていることをありがたく感じています。

この前のブログ でも書きましたが、内部の説明資料作成にかけている膨大な労力を減らし、市民のみなさんの目に触れるポスターや文書をもっと良いものにしていきたいものです。
その意味で、このポスターは、良いモデルになります。