久元 喜造ブログ

再び、打ち水について


台風が近づいていますが、きょうも朝から炎暑ですね。
異常高温対策として、市民のみなさんに「打ち水」のお願いをしています。(2018年7月26日のブログ)。
上の写真は、灘区役所の玄関です。
区役所などに幟を立て、打ち水の呼びかけを行っています。

水は気化するとき、周囲から熱を奪います。
街のあちこちで水が撒かれれば、間違いなく気温が下がるはずです。
私が子供の頃、路地裏などでよく打ち水が行われていました。
いつしか打ち水の風習が廃れてしまったことは、残念なことです。
ご近所で声を掛け合いながら打ち水をすることは、とても良いことなのではないでしょうか。

中央消防署では、風呂の残り湯で前の道路に放水しています。
風呂の残り湯などで打ち水することは、節水や水の有効利用の意味もあります。
ただ、今年のような異常な炎暑の年には、水道水を使った打ち水も行っていただきたいと思います。
水道代が気になるところですが、1カ月当たりの水道使用量の分布を見ますと、神戸市では、基本料金の中でおさまっている世帯が42%です。
基本料金の範囲内に収まっていると、打ち水などでもう少し水を使っても水道料金は増えません。
もちろん、たくさん使うと水道料金はそれだけかかることになりますが、異常高温の日には、少しでも街を涼しくしていくことが必要で、そのためのコストとお考えいただけないかと思います。


消防局では、水を使ったイベントで、街を涼しく感じていただく試みを行っています。
上は、新長田の鉄人広場、下は、森林植物園でのイベントです。

水を賢く使って、猛暑を乗り切りたいものです。