久元 喜造ブログ

美術館の入館料を高校生以下は無料に。


神戸市立の博物館、美術館としては、旧居留地に「市立博物館」(現在リニューアル工事中)があり、六甲アイランドには、神戸を舞台に活躍した芸術家の作品を集めた「小磯記念美術館」と「神戸ゆかりの美術館」、ファッションをテーマにした「神戸ファッション美術館」(上の写真)があります。

私は、かねてより、若い世代のみなさんが美術作品に親しむとともに、美術を通して神戸の歴史への理解を深めることはとても大切ではないかと考えてきました。
そこで、昨年の市長選挙では、博物館・美術館の入館料を、市内高校生の料金を無料にし、大学生には特別料金を設定することを公約に掲げました。

入館料の改定については条例の改正が必要ですので、2月市会に、「小磯記念美術館」、「神戸ゆかりの美術館」、「神戸ファッション美術館」の入館料を改定する条例案を提案しました。
美術館では、常設展・企画展のほかに特別展が催されますが、3つの美術館とも、特別展も含め、高校生以下は無料、大学生は半額とします。
条例案が可決されれば、今年の4月から実施します。
なお、「市立博物館」は、来年11月までリニューアルのため休館しますので、リニューアル後に軽減策を講じることとします。

今回の措置は、市内在住・在学かどうかを問わないことにしています。
神戸市域外の高校生、大学生のみなさんにも六甲アイランドを訪れてもらい、優れた美術品を鑑賞してほしいと願っています。