久元 喜造ブログ

熊本への災害派遣と支援

神戸市では、4月14日21時26分の地震発生後、直ちに情報収集を開始し、広域応援準備体制を整えました。
すでに、緊急消防援助隊兵庫大隊第1次派遣隊が派遣されているほか、16日には水道局の応急給水隊を、17日には危機管理室の先遣調査隊を派遣しました。

現地の被害状況にかんがみ、さらに組織を挙げた応援体制を構築することとし、本日9時半に、神戸市「平成28年熊本地震」緊急応援対策本部を設置、第1回会合を開催しました。
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現地に派遣されている要員からの情報に基づき、全庁を挙げて、熊本への支援を行います。
きょうは、11時半から緊急消防援助隊兵庫県隊(神戸市隊)第2次派遣隊の出発式を行いました。
八代谷県大隊長以下25名の職員が出発し、残り17名と合流し、任務につきます。
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42名の職員のうち、14名は、21年前の震災時に対応した経験があります。
そして消防局の職員のうち約4割は、東日本大震災の被災地に派遣された経験があります。
さらにきょう以降、応急給水隊、保健師、設備の技術職員などを職員を順次派遣します。

また、災害救援物資としては、17日に、神戸市として備蓄していた飲料水2万本、アルファ化米1万食、生理用品約3万枚、紙おむつ(子供用)約1万2千枚、紙おむつ(大人用)約2600枚などを発送しました。
現地でしっかりと行き渡るよう手配しています。

きょうの本部会議では、初動、応急・復旧、復興の各段階における応援メニューも提示されました。
現地のステージは刻々と変化していきます。
正確な情報のもとに、変化に応じた応援を展開していきます。