久元 喜造ブログ

市役所は city hall か?

市役所は、英語では、city hall と表示されます。
神戸市でもそうしています。
しかし、欧米やオーストラリアなどの city hall は、日本の市役所とはかなり趣を異にしているように感じます。

多くの city hall は、その自治体のシンボルとなっていて、歴史的建造物も多いようです。
ウィーンやミュンヘンの市庁舎 Rathaus も、そのような建造物で、観光名所になっています。

今年の7月、神戸の姉妹都市ブリスベンを訪れましたが、 City Hall の偉容に圧倒されました。
正面玄関を入ると、大きなホールがあり、巨大なパイプオルガンが鎮座しています。
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アジア太平洋都市サミットの市長主催歓迎晩餐会も、たくさんの招待客を集めてこのホールで開かれ、コンサートのほか、華やかなマジックショーも演じられました。
日本でこんなことをしたら、批判の嵐に晒されることでしょう。

日本では、役所の庁舎に費用をかけることには、批判がつきまといますが、放っておくわけにもいきません。
震災で被災した神戸市役所の2号館(昭和32年竣工)は、老朽化が進んおり、三宮再開発構想の具体化に応じて、いつまでも今のままでよいのかという議論も出てくることでしょう。
同じころに庁舎が建設された他の指定都市では、庁舎建替えの議論が進んでいるところもあります。

city hall のようなイメージを目指すにしても、当然、民間活力の活用を中心に据え、税金の投入を最小限にしなければなりません。
そろりと研究を始めたいと思います。