だいぶ前のことです。 JR須磨海浜公園駅から須磨海岸に向かって歩いていると、小さな書店がありました。 「自由港書店」です。 中に入ってみると、個性的な本が揃えられていました。 本書が目に入り、購入しました。 しばらく自宅 … 続きを読む
2023年7月31日
から 久元喜造
2023年7月31日
から 久元喜造
だいぶ前のことです。 JR須磨海浜公園駅から須磨海岸に向かって歩いていると、小さな書店がありました。 「自由港書店」です。 中に入ってみると、個性的な本が揃えられていました。 本書が目に入り、購入しました。 しばらく自宅 … 続きを読む
2023年7月12日
から 久元喜造
この小説を読み始めてすぐ、だいぶ前に読んだ 佐野眞一『阿片王・満州の夜と霧』 を思い起こしました。 主人公は、満州を舞台にアヘン密売を取り仕切り、関東軍など軍部に巨額の資金を提供した謎の人物、里見甫(1896 ̵ … 続きを読む
2023年7月1日
から 久元喜造
Instagramのアカウントを削除し、SNSから撤退して2か月余りになりました。(2023年5月6日のブログ) ネット上などで厳しい批判があることは承知していますが、これで良かったのではないかと感じています。 一番大き … 続きを読む
2023年6月6日
から 久元喜造
帯にはこう記されています。 「冒険家で作家のテッソンがバイカル湖畔の小屋で半年を過ごした日記。孤独と内省のなかで人生の豊かさを見つめ直す、現代版『森の生活』」 著者は、本書の中でひたすら自身との哲学的問答を繰り返す訳では … 続きを読む
2023年3月12日
から 久元喜造
ウクライナ情勢は、日々刻々と変化しています。 本書が刊行されたのは、昨年(2022年)10月ですが、ロシアのウクライナ侵攻から1年余りが経った今日において、終戦の気配が見えないという状況は変わっていません。 本書は、我が … 続きを読む
2023年2月26日
から 久元喜造
本書について、著者自身はこう記しています。 「本作は、アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』の形式を、明治期に実在した会に当てはめた」 「したがってアシモフにならい、覚え書きを附すことにした」 こうして、明治時代の終わ … 続きを読む
2023年2月13日
から 久元喜造
大久保利通と西郷隆盛が幼少期から近所同士で、竹馬の交わりを結んだことは知られています。 西南戦争で非業の死を遂げた西郷に比べ、大久保利通に対する人びとの視線は冷たく、冷酷な独裁者とのイメージが定着しました。 著者は、出店 … 続きを読む
2023年2月5日
から 久元喜造
明治維新は、世界史的に見て「最も成功した革命」と言われます。 確かに戦乱はありましたが、フランス革命の血生臭さから比べるとその違いは歴然としています。 その背景として、前の時代との連続性があるのではないかということを、い … 続きを読む
2023年1月28日
から 久元喜造
だいぶ前に知り合いからもらった雑誌のコピー『荷風の昭和』を、夜遅くときどき読んでいます。 今回のテーマは「市川左團次との親交」。 親しい友人をつくろうとしなかった永井荷風にとり、数少ない友人が歌舞伎俳優の二世市川左團次で … 続きを読む
2023年1月15日
から 久元喜造
帯に、「江戸の人びとの感情や思考のあり方を広く掬い上げ、江戸文学の奥深い魅力へと迫る詩話集」とあります。 文学に造詣の深い方には、文学の観点からの発見や気づきがたくさんあることと想像します。 そうでない私にとり、江戸時代 … 続きを読む