久元 喜造ブログ

2024年3月4日
から 久元喜造

キューバリブレを飲みました。

昨年読み終えた小説『未必のマクベス』には、キューバリブレがよく出てきます。 小説の冒頭、バンコクから香港に向かう機内。 主人公の中井優一は客室乗務員を呼び、ダイエット・コークとラムのロックを注文し、氷の先を指で押さえてス … 続きを読む

2024年2月21日
から 久元喜造

早瀬耕『未必のマクベス』

少し久しぶりに、昨年暮れに読んだ読書の感想を書きます。 600頁を超える大作です。 タイトルにあるように、シェークスピアの戯曲「マクベス」に沿ってストーリーは展開します。 IT企業の敏腕社員である主人公の中井優一、同僚の … 続きを読む

2023年12月10日
から 久元喜造

『街とその不確かな壁』

村上春樹さんの作品を久しぶりに読みました。 読み始めて思い起こしたのが、チェコの作家、アイヴァスの『もうひとつの街』でした。(2019年11月24日のブログ) いま住んでいる街とは別の街が存在しており、図書館が重要な役割 … 続きを読む

2023年11月11日
から 久元喜造

書評『暗闇の効用』

10月14日(土)の朝日新聞書評欄を開くと、文字と背景の色が入れ替わった欄に目が行きました。 背景が黒で、文字が白なので、当然ながらとても目立ちます。 取り上げられていたのは、ヨハン・エクレフ著『暗闇の効用』。 評者は、 … 続きを読む

2023年11月5日
から 久元喜造

新幹線・ワゴン販売の終了

つい先日の10月31日、東京での用務を終え、夕方の新幹線に乗りました。 ちょうど夕食どきで、「駅弁屋 祭」で弁当を買い込み、車内でワゴン販売を利用しました。 車内放送は、ワゴン販売がきょうで終了すると案内していました。 … 続きを読む

2023年10月3日
から 久元喜造

國分功一郎『スピノザ』

スピノザ(1632-77)の哲学の一端に触れたいと思い、本書を紐解きました。 著者は独特のアプローチでスピノザの哲学を読者に提示していきます。 副題は「読む人の肖像」。 先人の著作を読み、悩み、考えながら、自らの哲学を形 … 続きを読む

2023年9月16日
から 久元喜造

前田啓介『昭和の参謀』

著者は執筆当時、読売新聞東京本社文化部の現役記者。 本書も記者らしい取材記から始まります。 2019年に行われた取材の相手は、東部ニューギニア戦線を戦った元第18軍参謀、堀江正夫でした。 当時104歳の堀江は、2時間以上 … 続きを読む