12月8日の神戸新聞朝刊に、「ひょうたん池物語」が紹介されました

281208kobe

神戸新聞 平成28年12月8日(木)朝刊 

開発の影 生物の目で描く
童話「ひょうたん池物語」久元・神戸市長が出版

 神戸市の久元喜造市長が、団地に姿を変えていく里山を題材にした童話「ひょうたん池物語」を出版した。高度経済成長期の神戸市から着想を得て、「山、海へ行く」で知られる開発の影で、豊かな自然が失われていった様子を生き物の視点で描いた。
 「港のある大きな街からほど近い」という架空の里山が舞台。ひょうたん形の池で遊ぶ子どもたちを、ドンコやスズメなどが見守る場面から始まる。
 のどかな日常が流れるが、インスタント食品やテレビの登場で少しずつ変わっていく。やがて周りの木々が切られ、汚れた池を追われた生き物たちは懸命に生き残ろうとする。
 淡く光るホタルや秋に色づく雑木林など季節の移ろいを印象的な情景でつづった。
 神戸市北区で育った久元市長は「原風景。開発で切り開かれて喪失感があった」と振り返る一方、「いろんな犠牲の上に今の都市が成り立っていることを自覚してほしい」と語る。
 107ページ。1200円(税別)。神戸新聞総合出版センター。兵庫県内の主な書店で販売している。

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